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【フランスGP】 ポールリカールサーキットの特徴

基本データ

◯所在地
フランス、マルセイユ

◯全長
5.842km

◯周回数
53周

◯コーナー数
15

※DRSゾーンの箇所は年度によって異なる場合があります!
ピットロスタイム
通常レース中≒27秒
SC・VSC中≒17秒

サーキットエフェクト

◯タイヤへの厳しさ    ★★★★
◯エンジンへの厳しさ   ★★★
◯ブレーキへの厳しさ   ★★★
◯ギアボックスへの厳しさ ★★
◯波乱の起こりやすさ   ★★



古くからのファンは、


シルバーストンでのイギリスGP
ホッケンハイムでのドイツGP


と並んで夏の高速3連戦のうちの1戦と記憶している人も多いのではないでしょうか!?



そんなポールリカールサーキットだが、現在のレイアウトは当時の印象とは異なる。



私もその一人ですが、ほとんどの人には、1986年にエリオ・デ・アンジェリスがテストで事故死してしまった後にその年から1990年に開催されたショートコースでの印象の方が強いと思うからです!


2018年に再び開催され始めてからは、ほとんど本来のオリジナルコースに近いレイアウトでレースが行われています。



このコースは一般車からレーシングマシンに至るまで様々な乗り物のテストに使われています。


そのため、サーキットのレイアウトはなんと200種類を超えるパターンがあるようです!!


確かに中継を見ていても、F1マシンが通る道以外にもたくさんの分岐している道が確認できます。でもまさかそんなに多いとは思いませんでしたね!





そんな中でグランプリサーキットの唯一に近い大きな変更点はというと、


強風を意味する”ミストラルストレート”。


かつて1.8㎞あった長い直線は、今では中間にシケインが設置されて名物のストレートは2つに分けられました。


元々長いストレートにシケインができたこともあって、低速、中速、高速のコーナーがバランスよくある総合力が試されるサーキットになりました!


全体的に見て、高速コーナーが多めになっているし、気温も高くなるのでタイヤにはかなり厳しいコースです。





地形的な特徴は、


海抜400m。海岸が近く、穏やかな丘の上にあって風が吹き抜けやすいので大きなダウンフォースが必要な箇所では風がマシンに影響を及ぼす可能性があります。


高低差は30mほどありますが、サーキット全域に渡って緩やかなアップダウンなため、ドライバーはさほど気にならないみたい。







このサーキットのもう一つの特徴は、ランオフエリアに広がるフランス国旗柄の青と赤の縞々模様!!

目がチカチカするこの模様は飾りでついているわけではありませんよ!笑



このランオフエリアはアスファルトタングステンが混ぜられていて、通常の舗装部分よりも摩擦係数が高くなっています。
青の部分よりも外側の赤の方がさらにグリップが強くなっています。


成分的には紙やすりに近いとか。


コースオフしてもバリアにぶつかる前にしっかりマシンを減速させられるようになっています。



高速状態ではマシンが跳ねてしまう可能性が高いサンドトラップではなくアスファルト舗装に工夫を凝らしたわけですね!



その代わりに摩擦係数が高いのでタイヤはかなり傷めやすくなっていますけどね。



ランオフエリア自体も広くてバリアまでの距離も十分に長いことから、今では世界で一番に安全なサーキットとの呼び声が高くなっています。





ただ、、、、、あの色、、、目疲れますよね。笑