アルピーヌ「ピアストリをF1に昇格させる」ピアストリ「来年僕はアルピーヌをドライブしない」???
アロンソ、アストンと複数年契約、アルピーヌは予想だにせず困惑
ベッテルの後任として、アストンマーチンと複数年契約を結んだアロンソ。
単年契約(+オプション1年)を提示するアルピーヌとの交渉を蹴り飛ばした!!
これには、アルピーヌチーム代表のオトマー・サフナウアーも不意を突かれた形に。
彼はアロンソの移籍をアストンマーチンのプレスリリースで初めて知る事になったのです!
アロンソはオプションが1年(パフォーマンス次第で更に契約延長)あったとしても、F1に"長く""確実"に居続けるということにこだわった。
サフナウアーは、アストンマーチンがアロンソに興味を持っているということも、何らかの話し合いを行なっているであろうことも知っていたと言います。
その上で、契約内容の「年数以外」の細かい点を煮詰めればアロンソとの契約に至ると踏んでいたようです。
しかし、長々と話し合うことを嫌い契約するかしないか"Yes or No"でさっさと白黒つけたいアロンソは、夏休みに始まるハズだった交渉を前に、移籍を決定しました。
そういえばアロンソはハンガリーGPの時に、アルピーヌとの契約の話は"10秒で終わる"と言っていましたが、これはそういう事だったですね!笑
でもこれだと、実際には10秒どころかって感じですけどね、、、笑
リザーブで2021年F2チャンプの
ピアストリ昇格が既定路線と思いきや??
アロンソの離脱が決定した翌日に、アルピーヌはリザーブドライバーのオスカー・ピアストリをレギュラードライバーに昇格させ、契約"する"と発表しました。
"契約した"ではありません。
"契約する"、、、、です。
まぁ、兼ねてからF1昇格は本人にとっても祈願ですし、
アロンソが契約を続行する場合、他チームへのレンタル移籍や、リカルドの後任としてのマクラーレン入りなどをマネージャーであるマーク・ウェバーを通じて模索していました。
ようはこの発表はアロンソが抜けたことで
「我々がピアストリと契約する。だから他のチームは彼から手を引け。」という牽制の意味合いを込めた発表。
しかし!!
ピアストリ本人は、Twitterで2023年アルピーヌでドライブすることを否定したのです!!
「僕の同意無しにアルピーヌが来年僕がこのチームでドライブするとリリースしたが、これは間違っている。僕は2023年の契約を結んでいないし、来年アルピーヌF1のドライバーになることはない」
と、Twitterに投稿。
通常、契約発表などを公にする際は、チーム代表と契約したドライバーの両方からコメントがあるはずなのに、、、
今回、ピアストリのコメントは添えられていませんでした!
しかし、何処とも契約していないのであれば自分が昇格する話には乗り気なはずなので、どこかと契約が既に締結されていると考えるのが自然で、
どうやらマクラーレンとの契約が既に済んでいるようなのです!!!
そうなるとリカルドが抜けることになるし、アルピーヌはもう一人のドライバー探しが急務になる。
いずれにせよ、アルピーヌ側がアロンソにもピアストリにも、「もうこれ以上は待てない」と思わせてしまったことで、
どちらのドライバーにも逃げられる形になってしまったのは間違いないでしょう。
ピアストリとアルピーヌの契約は2023年まで残っているという話もあるし、
2022年の7月をもって、契約を解除できるオプションがあったという話もあります。
この騒ぎをめぐって、マクラーレンはまだ何も発表もコメントも無し。しかし、本当に契約しているのかはまだ確定ではないのでわかりませんが、正式発表の前にここまでゴタゴタするのはマズイですね。
この騒動の真相はどうなのか我々にはわかりませんが、全てのラインナップが確定するまでには、まだまだ一悶着ありそうです!!