【ハンガリーGP】ハンガロリンクの特徴
基本データ
◯所在地ハンガリー、ブダペスト
◯全長
4.381km
◯周回数
70周
◯コーナー数
16
※DRSゾーンの箇所と数は年度によって異なる場合があります!
ピットロスタイム
通常レース中≒21.5秒
SC・VSC中≒調査中
サーキットエフェクト
◯タイヤへの厳しさ ★★★★◯エンジンへの厳しさ ★★★
◯ブレーキへの厳しさ ★★★★
◯ギアボックスへの厳しさ ★★★
◯波乱の起こりやすさ ★★
壁のないモナコ"ハンガロリンク"
毎年、7月下旬のサマーブレイク前の最後の1戦になるハンガリーGP。
シーズンの後半に向けていい流れで前半戦を終える為に各チーム、より気合いを入れてブダペストに乗り込みます!
このコースの最大の特徴と言えるのは、なんといっても壁のないモナコと呼ばれるサーキットの形状です。
中低速コーナーが連続していて、ストレートと呼べるのは実質ホームストレートのみ。
道幅も狭いところが多くて追い抜きが難しい為、予選順位が重要になってきます。
バトルが起きにくくオーバーテイクもしずらいこともあって、見ている側からはつまらないと言われることもしばしばあります。
数少ないオーバーテイクポイントとなるのはターン1、ターン2。
ホームストレートも長くはない為、それなりのペース差がなければ追い抜きは難しい。
コーナリングに費やす時間が非常に長くストレートは1本でそれも決して長くはない。
そのため、"ストレートスピードの重要性は低く"マシンにはコーナリングに特化したセッティングが施されます。
高温でドライバーの身体にもマシンにもタフ
バトルの少なさでつまらないと言われてしまうこともあるハンガロリンクですが、
ドライバーにとってはそうも言ってられない過酷なサーキットなのです!
毎年のように夏休み前の真夏に開催されることもあってここでのレースは非常に気温、路面温度ともに高くなることが多いのです。
そんな酷暑の中で息つく暇もなくコーナーの連続が待ち受けているためドライバーの体力、身体的にかなりタフなサーキットなのです!
気温の高さはエンジンやブレーキの冷却にも厳しい要求をします。
エンジンの全開率自体は高くは無いし、ブレーキング時間も長くはないが、オーバーヒートには十分に注意しなければいけません。
中低速コーナーの多いサーキットと言えど、現代のF1マシンのコーナリングスピードと路面温度が高くなりやすいことから、タイヤにも厳しい。
タイヤの温度管理を含めたマネージメントに優れるドライバーとマシンが有利になると思われます。特に高温時に発生しやすいブリスターには要注意です!
F1の開催されるサーキットの中で通常のパーマネントサーキットで、"ここまで低速よりのレイアウト"は他に類を見ません。
ある意味で"異色のグランプリ"と言えるかもしれませんね!
そんな中低速G Pを制すのは果たしてどのドライバーでしょうか?!