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めげないでチャールズ!!フェルスタッペンの無線の真意は??


トップ走行中にまさかの結末になってしまったルクレールのフランスGP、、、、


先のオーストリアGPの優勝で勢いづいて、本格的に反撃開始を目論んでいたフェラーリルクレールにとっては悪夢のレースとなってしまいました。


このレース、フェルスタッペンとルクレール 他を1秒ちぎるくらいのハイペース で序盤戦を周回します。



スタート直後はフェルスタッペンの方が余裕がありそうでルクレールに接近する様子でした。


二人のペースが一旦落ち着いた後に、 ルクレールが再び元のペース近く まで戻す。フリー走行の時から見られていたタイム推移とのこと。



フェルスタッペンのタイムは落ち着いたままで少し差を開かれる。そこで先にピットに入りアンダーカットを狙う作戦に出た!


ルクレールはこれに反応しなかった!タイム的にまだこのタイヤでいけると判断したのか。それでもブリスターは結構酷かったですけどね。



それでも速く走れていることは事実。



フェルスタッペンに大きく離されることなく周回を重ねて、ピット後には出来る限り近い位置から若いタイヤで抜きかえしてやろう!

という絶対有利の形に持っていくのが彼らの狙いだった!




しかし、運命の18周目、、、



ルクレール ターン11のアウト側でリアのグリップを失いスピンオフ!!タイヤバリアに激突!!


あまりに突然の、悲劇のエンドオブザレース。




リタイヤの際のルクレールの無線音声では、非常に荒ぶった呼吸の後に、"Noooooooooo!!!"という悲痛な叫び声が聞こえました。




彼はこれまでも、なにやってんだチャールズ!!とか僕は愚かだ、、、、など、自責の台詞を吐くシーンが多かった。



その中でも今回の悲痛の叫びには、バイザーで素顔は見えずとも、阿鼻叫喚の涙が込められた激しい絶叫だったように聞こえました。。。




絶対有利に持ち込む為に、その一心でプッシュしすぎてしまったのか。またしても勝利に必要なピースを全て揃える事ができなかったフェラーリ



ルクレールは、「こんなんじゃタイトルなんて取れない。。。」とかなり自責の念を抱え込んでいる様子。



イモラと今回の件で合計32ポイントを自らのミスで失った。「もしそれ以下の点差でタイトルを逃したらそれは僕のせいだ」と語る。



壁に突き刺さった時の様子は、2018年のドイツGPのベッテルのようだったと思っている人が多く、私もそれを思い出した一人。



母国GPのトップ走行中に痛恨のコースアウトでのリタイアを喫したベッテルは、ステアリングを叩き悔しがった。


そして、歩きながらサンドトラップの砂を蹴る仕草は今でもよく覚えている。


ここぞ!というときにミス犯してしまったドライバーは計り知れないダメージがあることは容易に想像が出来る。




それに、あの時のベッテルにしろ今のルクレールにしろ、 ドライビングの事だけに集中出来れば、どんなにもっと面白いシーズンであろうかとも考えてしまいます。





「自分のミスである事は間違いがない。後は原因を分析し、他に自分の理解が足りなかった要素についても調べていく。



めげないで復活してくれチャールズ!!!







一方のフェルスタッペンは、63点差という大きなポイントリードを手にした。



それでも、本来以上のポイント差が開いているし、序盤では自らが大きくリードされた状態から逆転していることから、油断は禁物だと襟を正した。



フェルスタッペンはルクレールがリタイヤした後、彼は大丈夫かい??とライバルを気遣うコメントをしています。



私が個人的に気になったのは、そのコメントの直前に放送禁止ワードを話している時のピー音がなったんですよね。



ライバルが離脱して楽な展開になったのに、禁止用語でエキサイトすることは無いと思うし、


ルクレールを気遣うコメントからも、よほど下品な喜び方をしたとも考えにくい。




というところで私が考えたのは、


敢えてマイルドな言葉に置き換えて言うとなんてこった!!(的な意味合いのピー音の何か←)からの、彼は大丈夫???だったのでは無いかと思う。



彼はレース後、「二人ともに速いマシンがあったしチャールズがいればもっと楽しいレースだったに違いない」と語りました。


捉え方を間違えれば少し嫌味っぽくも聞こえる事もありそうですが、


このコメントこそ、 あの無線のピー音の真意 じゃないかな???と感じるんです。


2021年のメルセデス×ハミルトンに打ち勝ってタイトルを取ったレッドブル×フェルスタッペンはそれくらい精神的に強靭になり、走りも安定しているのでは無いか??


と感じます。



もしこの真意であっているとするならば、"ライバルの悲運を喜ぶような負の戦いはしない"彼の考え方が、とてもかっこいいものです。